断捨離したいけど、どうしたらいいのかわからない。
こうした声をよく耳にします。
なので何から手を付けていいかわからないという人は、今住んでいる家から他の家に引っ越すことをイメージして断捨離してみてください。
引っ越しをするつもりで断捨離すれば、必要最低限の物だけ持っていこうと意識するのでとても効率的です。
断捨離が上手くいかない理由
通常一度片付けることに火がついてしまえば、あとは勢いでどんどん片付けていけるものです。
しかしやっと片付けが終わったと思って部屋を見渡すと、なぜか物が散乱している状態。
これでは意味がありませんね。
「断捨離といえど、ただ物を移動しただけだった」という残念な結果に、心が折れてしまう人も少なくありません。
断捨離したつもりでも、物が減っていない・収納スペースが空かないのは、上手くできていない証拠です。
そもそも断捨離が上手くいかない理由はいったい何でしょう?
その原因について、5つほど紹介します。あなたは当てはまっていませんか?
物がありすぎて何から手を付ければいいのかわからない
断捨離が上手くいかないのは、物が多すぎて何から手を付けて良いのかわからない状態だから。
あれもこれもしなきゃ!という気持ちを一度落ち着かせましょう。
まずは小さなスペースから片付けることをおすすめします。
例えばトイレやキッチン、お風呂場などですね。
小さなスペースから断捨離を始めることで、気持ち的にも無理せずに進めていくことが出来ます。
出来ることなら物を全て一度どかして(別の部屋などに)、まっさらな状態を作ってから、そこに残すもの(必要なもの)だけを順次入れていくようにしましょう。
必要なものと不要なものの基準がわからない
物がありすぎると感覚がマヒしてしまい、本当に必要なものが分からなくなってしまうときがあります。
あれもこれも必要だ!と感じてしまうんですね。
そうなると断捨離どころか、ゴミすら捨てることが出来なくなります。
私の必要なものと不要なものの基準は以下の通りです。参考にしてみてください。
- 1年間使った記憶がないものは不要
- 2年間着ていない服は不要
- 流行りもので今後使う予定がないものは不要
- 貰ったものでも使わないなら不要
- 思い出だけで取っておいてあるものは不要(写真を撮っておくといいです)
- 賞味期限・消費期限・使用期限が切れているものは不要
- 壊れていたり痛んでいたりするものは不要
- 同じようなものがいくつもある時は一つだけ取っておく
必要なものと不要なものが自分の中で明確になれば、断捨離もスムーズです。
最初は時間がかかるかもしれませんが、自分なりのルールを作って秒単位で仕訳できるようにしましょう。
いつまでも悩んでいると結局捨てられないままになります。
もったいないと感じて捨てられない
断捨離をする上でなかなかネックになるのが、「もったいない」という思考です。
まだ使えるのにもったいない、せっかく買ったのにもったいない・・・。
もったいないのは事実ですが、そんなことを言っていたらいつまでたっても片付けられません。
物があふれている状態で、それらを使い切るまでに一体どれほどの年月を費やすのか考えてみてください。
そして本当にこれから一生、「今ある物を使い切るまで新しいものは買わない」という覚悟があるのならそれもいいかもしれませんが、そうではないですよね。きっとまた真新しいものが欲しくなります。
もったいないのは捨てることよりも使わない事です。
使わないものは捨てたも同然なのです。
本当にもったいないと思うのなら、もう二度と不要な買い物はしないと心に決めましょう。
もったいないけど捨てる決断ができたときは、同じ過ちを犯さないためにも「捨てるという罪悪感」をしっかり心に刻んでください。
少し捨てただけで満足してしまう
出来れば断捨離をするときは一気にやってしまった方が良いです。
少なくとも「この一室はすべて完璧」という状態まで持っていけると良いですね。キッチンでも洗面所だけでも良いです。
部屋の一部の物だけ捨てて(テレビ周辺だけとか)満足してしまい、それからしばらく放置してしまうのは意味がありません。
結局またそこに、新しいガラクタが陳列されるだけです。
この前片付けたのになんでまた散らかってるの??という状態はほぼこれが原因です。
断捨離をするときは時間を多くとって(できれば1日あるといいです)、その日に全て終わらせるという気持ちで挑みましょう。
少し捨てただけで満足していたら、いつまでたっても部屋は綺麗になりませんよ。
面倒くさくなって途中で止めてしまう
断捨離してみたはいいけど、いざ始めたら面倒くさすぎて嫌になったからもういいや!と投げ出してしまう事もあります。
途中で止めるにしても、区切りの良いところまではしっかり取り組みましょう。
なんでもそうですが、中途半端になってしまうと次に取り掛かるまで腰が重いです。
面倒くさい気持ちは分かりますが、あと少しだけ頑張って一部屋だけでも完成させましょう。
そうすれば「次はこの部屋をやろう!」と、新しい気持ちで断捨離をスタートできますよ。
断捨離は引っ越しするつもりでやればうまくいきます
再度言いますが、断捨離が上手くいくコツは引っ越しするつもりで行なう事です。
引っ越しするときは、家の中の物すべてを分別して、本当に必要なものだけを段ボールに詰めますよね。
そのイメージで断捨離するのです。
荷物が多いとそれだけ引っ越し料金も手間もかかりますから、できるだけ少ない荷物で引っ越したいと考えます。
その思考で断捨離すれば、不要か必要か悩んでいたものも「まぁいいか」と手放しやすいです。
引っ越し先の新しい家では、本当に必要なものだけを置いて快適に暮らすイメージをしてくださいね。
なんでもそうですが、イメージするという事はとても大事です。
断捨離をして部屋がスッキリするイメージが沸かない状態では、いつまでたっても片付きません。
人の思考は現実になりますからね。
引っ越しをするイメージ。快適に暮らすイメージ。
脳みそがしっかりイメージできれば、あとは身体が勝手に動いてくれるでしょう。
そもそも片付け方が分からないという場合は、「片付け癖」を付けることからはじめてみませんか?
「片付け癖」を付けると掃除はとても簡単。癖付ける方法を紹介します