先日妹が、「これめっちゃいい曲だから聴いて~!」と自分のイヤホンを渡してきました。
そのイヤホンは装着面がゴムで覆われたカナル型。
何も考えず耳に装着した瞬間、激痛が走りました。
どんな痛みかというと、気圧で鼓膜が圧迫されて破れるのではないかというような、かなり鋭い痛みです。
パキーンッ!!みたいな。とにかく痛かった。
イヤホンだけじゃない!気圧で耳が痛い!原因は?
もともと私は気圧に弱く、山に登れば耳に激痛が走り泣きながら登山(車だったので止まることもできず)
高層エレベーターでも耳が痛み、新幹線はもちろん、通勤電車が地下に潜ったりするだけで耳が痛くなります。
飛行機なんてとてもじゃないけど恐ろしくて乗れません(子供の頃に乗ったきりです)
とにかく気圧恐怖症になってしまった私ですが、一番最初に激痛が走って泣きながら病院に駆け込んだ時、お医者さんに言われた一言は
お医者さん
あー
お医者さん
あー
お医者さん
あー
全然解決になってないやんけ。
ということで、耳抜きの練習はよくしていますが、改善された感じは一切ないです。
むしろ日々悪化しているような気がしますね。気圧がかからなくても耳に違和感あるし、痛むので。
それに、間違った耳抜きの方法でさらに悪化させてしまうこともあるようでして・・・無理矢理耳抜きやってたら悪化したのかもしれませんね。
そしてカナル型イヤホンの装着ですが、やはり耳抜きができない人(気圧に敏感な人)は使わないほうが良いと言われました。
カナル型イヤホンはゴムが完全に耳に密着してふさぐ形で、遮音性が高く音漏れの心配もない事から多くの人が使っているタイプです。
私はカナル型イヤホンの構造を何も知らずに、耳にグッと差し込んでしまったので、空気圧が鼓膜にダイレクトにかかってしまい激痛が走ったというわけです。
風邪を引いたり体調が悪い時に耳が痛むのは耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)?
お医者さんが言っていた「風邪とか引いてる?」の言葉が気になり、度々耳が痛みだすタイミングとその時の体調を意識してみたところ、確かに風邪っぽい症状が出ている時や体調不良のときが多かったです。
風邪や体調不良で耳が痛むのは、耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)という病気の可能性があります。
これは鼻や喉の炎症・胃酸過多で、耳の閉塞感や耳鳴りが起こるものです。
特に気圧の変化が起きていなそうな場所でも、四六時中耳に閉塞感があって痛むなら疑っていいでしょうね。
軽度ならば自然治癒で大丈夫ですが、重度になると滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)という、鼓膜の奥の中耳腔という場所に滲出液という液体が溜まってしまう病気になってしまいます。
私の場合は常日頃から喉が炎症を起こしているような痛みや、耳奥の痛みに悩まされているので、おそらく何かしら中耳炎で悪化しているのでしょう。
ちなみに飛行機に乗った時の耳の痛みについては、航空性中耳炎(こうくうせいちゅうじえん)という立派な(?)病名があります。
これで苦しめられている人はかなり多く、激痛までいかなくても皆痛い(違和感など)ものらしいです。
航空性中耳炎(こうくうせいちゅうじえん)も、やはり風邪などで鼻や喉の炎症から起こる症状なので、できるだけ体調が万全の時に飛行機に乗りたいですね。
耳の閉塞感や痛みを治す方法は?
耳の閉塞感や痛みを治す(緩和させる)方法は、お医者さんが言うようにやっぱり耳抜きが基本のようです。
ただし耳抜きをした瞬間にバリバリッ!!っと激痛が走るので、耳に圧がかかっていない状態の時から、こまめに耳抜きをして耳の中の空気を逃がしてあげるのが良いですね。
無理矢理耳抜きをしまくると、鼓膜の破損にも繋がるのでやりすぎは余計耳を痛める結果になってしまいます。
ある程度やってみて「全然ダメだわ・・・」と思ったら、無理はせずしばらく安静にしていることで症状が和らぎます。
大体数時間で治る人もいれば、1週間ほど長引く人もいるので、長引く場合には耳鼻科にいって診てもらうのが良いですね!
小さいお子さんや耳抜きがしにくい人は、あくびや飴ガムを食べることで、顎を大きく動かすという方法もあります。
また耳鼻科で点鼻薬(てんびやく)を貰って、鼻の通りを良くしておいたり、飛行機用の耳栓(気圧の負担を軽減してくれるもの)を利用するのも効果があるようです。
耳の痛みや閉塞感は長期間放置せず、耳鼻科で検査してもらいましょう
私は耳に激痛が走った時すぐ病院に行きましたが、特にこれといった処置も無く「耳抜きの練習しましょう」だけでした。
だけども耳の中を見てもらって、鼓膜の損傷もなし・炎症もなしと分かったので、それだけでも一安心でした。
ただそれから今もずっと痛むので、悪化してもう中耳炎だと思いますが・・・。
私のように一つの病院に行って何も無くても、まだ痛みや違和感が続くなら他の病院へ行ってみた方がいいかもしれません。
医者は神様でもなんでもないし、普通に見落としもあるので、いくつかの病院で原因を突き詰めた方がいいと思います。
最悪耳が聞こえなくなってしまった!なんてことになったら悲しいですからね。
私もそろそろ違う病院へ行ってみようと思います。