同棲生活だけじゃなくても、節約する場面って沢山ありますよね。
でも節約って聞くと「貧乏みたいで嫌」とか「惨め」とか「めんどくさい」とか「ストレス溜まる」とか、ネガティブなイメージの方が強いです。
出来れば節約なんてしないで生活できたら気持ちも楽ちんなんでしょうけど、最近は節約についての考え方が変わってきたので、今回ちょっとお話をしようと思います。
節約を目的とするからストレスが溜まる
節約と聞いて多くの人がネガティブなイメージになるのは、恐らく節約ということ自体を目的にしてしまっているからなんだろうなと。
ちょっと意味分かりませんかね?
節約を上手に楽しんで出来ている人というのは、節約が目的なのではなくて、節約の先にあるものが目的だったりするわけです。
例えば旅行とかですね。
節約する事でお金を貯めるのが目的になっているというよりも、「節約をうまくやって貯めたお金で沖縄に旅行に行くんだ!」というように、目的が明確なのです。
節約をしてお金を貯める事がゴールではなくて、ただの過程なんですよね。
そうやって節約を過程だと考えれば苦ではないし、むしろ楽しみに変わるわけです。
ただ漠然とお金を貯める事だけを目的にしてしまうと、それはただのストレスですよね。
もちろんお金が大好き(お金そのもの)で、数字が増えていくのが楽しいという人もいます。でも結局それも、数字を増やす行為が楽しいのでストレスにはなりませんね。
節約はゲーム感覚でやると上手くいく
節約はゲーム。
私は節約してお金を貯めるというより、いかに最小限のお金で日々生活できるかというゲームだと思っています。
なので貯金がいくら~とかは考えていません。
実際に、我が家では節約をゲームという感覚でやっています。
イメージは黄金伝説というテレビ番組の「1ヶ月1万円生活」というアレと同じ感じ。
ひと月の予算を決めて、その金額以内で生活できたら勝ち!みたいな。ほんとゲームです。
元々の生活費(雑費&食費)は月に3万円だったのですが、最近はコツを掴んだのか謎ですがなぜか1万円くらいで済んでます。
彼の月のお小遣いも1万円なのですが、そこからお昼代と交際費を捻出すべく、毎日オリジナル節約で頑張っているようです。
因みに彼に節約を押し付けているわけではなくて、勝手に楽しんでやっていますね。
毎日水筒に作った麦茶を詰めて飲料代を節約したり(無くなったら職場のウォーターサーバーで補給するんだとか)、ランチは100円マックやスーパーで菓子パンを買ったり(お弁当作るよって言っても拒否される・・・不味いのかな?)しているようです。
彼は本業の収入以外にも、元々勤めていた職場からオファーがかかって仕事に行ったりして日給を頂くのですが、それは自分の小遣いにしなよ?って言っても拒否します。
一体何がしたいのか謎です。
恐らく私も彼も、少ないお金で生活できるという自信が無駄についてしまい、それが楽しくて仕方がないんだと思います。
で、もっともっと追い詰めたいっ!!!って、もはや病気ですねここまでくると。
このように節約という概念がなくなるくらいハマってしまうのもあれですが、節約と聞いて苦虫を噛んだような顔になる人は、節約ゲームだと思うと良いです。
ドラクエのレベル上げとか、コイン集めとかと同じです。
ひもじい!節約してお金貯めなきゃ!と思うから辛いしストレスが溜まるんですよ。矛盾しているかもしれませんが、節約してお金を貯めたいなら「お金」の事は一回忘れるべきです。
お金を目的にすると人は何でも嫌な気持ちになりがちです。だからお金を忘れて、その過程を楽しむゲームだと思って遊べばいいんです。
節約を使ってダイエットも出来る!?
あと私個人のメリットとしては、節約のついでにダイエットにもなるな~って思っています。
今までは食べたいな~とおもったお菓子はすぐに買ってしまっていたけど、最近はお菓子は貰って食べる以外に口にしていません。
しょっちゅうスーパーのお菓子コーナーに足が向きますけど、手に取ったお菓子とにらめっこして「どうする・・・これを食べたいのか?買うのか?本当にいいのか?」と心の中で戦っています(笑)
たった30円のお菓子でさえも、そうやって毎回戦っているんです。お金の為じゃなくて、「食べたい欲」と「欲に負けたくない自分」との間でです。
で、自分の欲に負けそうな時最期にどうなるかというと、彼の事を思い浮かべます。
「どうせお菓子買うなら彼の好きなものを買ってあげよう。でも何が好きなんだろう?これかな?あれかな?ん~分からない。じゃ今度一緒に買い物に来たときに買ってあげよう!」
こうやってお菓子を商品棚に戻すのが私の日常です。
え?彼と買い物に行く時はお菓子を買うのかって?いえ、残念ながらその時にはもうすでに忘れていますね、えぇ。
お菓子や趣向品って、たま~に食べると幸せな気持ちになってストレス発散にもなると思うんですけど、日常的に食べすぎは良くないですよね。
だからこうやってセーブする事で節約にもなるし、ダイエットにもなるんです。
おかげでここ数ヶ月スナック菓子を買わずにいられているせいか、体重が落ちて体調不良になる回数が減っているんです。
マジでいいこと尽くめです。
節約をするという気持ちではなく、気が付いたら節約してた!が最高
こうやってみると分かると思いますが、彼も私も節約と言う概念があんまり無いんですよ。
そりゃ最初は節約しよう~!ってやっていたわけですが、気が付いたらお金の為というかゲームみたいな遊びの感覚に変わっていたんですね。
おそらく世の節約上手の主婦さんとかって、実はこんな感覚なんじゃないかな?って。
周りからは「そんなキツキツな生活楽しくない。そこまでして節約したくない」と思われがちですが、本人はあまり節約の意識はなくて楽しいからやってるのかなって。
それに、無駄なものは省く。ただそれだけの事で、たまにの贅沢が凄く幸せに感じるんです。
そして幸せだと感じるレベルも、周りの人より凄く低い位置にあるので、その分人より多く幸せを感じる事が出来ます。
例えば外食。
私は元カレと付き合っていた頃は毎日のように外食でした。それもファミレスのようなところではなくて、焼肉や高級フレンチといったちょっとお高いレストランが多かったんです。
でも今の彼と同棲して毎月1万円くらいで生活している今は、ほぼ外食なんて出来なくて当たり前。数ヶ月に1回、ファミレスで食事したり、買い物の途中でデパートのフードコートでご飯食べたりするのが凄く楽しみで幸せです。
趣向品もそうです。
彼も私もお酒もタバコもしませんが、お菓子は好きです。特に彼はアイスに目がありません。アホみたいにアイスが好きなんです。
そんな彼がスーパーで「う~~アイスいいなぁ~食べたいなぁ~」というので、「じゃいいよ、1個買ってあげる」というと「いやいい!」と我慢します。
なので私がコッソリ買っておいてあげて、アイスが冷凍庫に1個入ってるだけで超喜びます。そしてそのアイスを食べながら「美味しい!やっぱりアイスは最強だね!幸せ!」とずっと言っています。
もうお分かりいただけたかと思いますが、私達は幸せと感じるレベルが物凄く低いです。
その辺の高校生でも普通にやっていることが、私達にとっては凄く幸せで楽しいことになります。
これを見て、私達を可哀想な人達と思いますか?貧しいと思いますか?
中にはそこまでひもじい思いをしたくない!という人がいると思います。それはそれで良いと思います。人それぞれですから。
でも私達は、自分達がひもじいとは思ったことが無いし、凄く贅沢だと思っています。
何が贅沢かって、こんなにも物事を幸せだと思える環境がです。
節約を通して(もはや節約の話じゃなくなってるけど)お金だけじゃなく、私達はいろいろなものを得られていると思っています。物の大切さや有り難味、不要な物を切り捨てる判断力、健康や知恵・・・ほんと色々です。
最初は節約から入っていたのは事実ですが、節約というのはお金を貯める事だけがゴールじゃないし、楽しみじゃないんだってことが分かれば、きっとあなたも節約が楽しくて仕方なくなると思いますよ~!
PS:あまり張り切って切り詰めすぎるのも良くないので、適度に息抜きして遊びに行ったり美味しいものを食べたりしましょうね(笑)